アジアの留学生の採用を決めたので、「就労ビザ」への変更を申請しました。これで大丈夫ですか?

回答:採用を決めたら必ずしも「就労ビザ」への変更ができるとは限りません。企業が留学生の採用を決めたとしても、その事実だけで、簡単に留学ビザから「就労ビザ」に変更できるわけではないからです。留学生を採用する場合、一般的に文系の学生は「人文知識・国際業務」、理系の学生は「技術」という「就労ビザ」に「留学ビザ」から変更するケースがほとんどなのですが、この「ビザ」変更をするためのポイントには、大学などで学んだ知識を活かせる、あるいは関連性のある内容の職種に就く事というポイントがあります。つまり、「学歴、大学等での専攻、研究内容等から見て、十分な技術、知識を有しているかどうか」「従事する職務内容が、本人の有する技術・知識を活かせるかどうか」「活かす機会が実際に存在しているかどうか」「報酬、労働条件が適当であり、安定的、継続的雇用が見込めるかどうか」などが、ビザ変更が認められるか否かの鍵になるわけで、このポイントを無視して、たとえば大学で学んだこととは関係なく採用してしまうと、場合によっては「ビザ」の変更が認められず、雇用することができなくなってしまうケースがあります。「ビザ」の変更が認められないと、日本で就職したいと思っている留学生も本国へ帰国せざるを得なくなってしまいますし、雇用を決めた企業も採用を再度やり直すことになってしまいますので十分な注意が必要です。
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